タマシイノイレモノ


人生は記憶を積み重ねて作られていく

身体は魂の容れ物に過ぎない

魂を心を引き裂かれ記憶を失い

それでも身体は生きている

私の記憶障害は根治する為の薬がない

寛解状態を維持するのが精一杯

日々失われていく記憶は失いたくないものばかり

忘れてしまいたいものほど鮮明に残り続ける

人生の半分以上の記憶を失っても

容れ物が生きているのだから私は生きているのだろう

けれどそれは本当の意味で生きているとは言えないと思う

それでも日々は続いていく

身体は魂の容れ物に過ぎない